2010年10月7日木曜日

年間100冊本を読む 10月の巻

さてさて、今年も早いもんで10月に突入。
目標の100冊まで果たして届くのか、あと30数冊。いける? いけない?
今月が勝負かな。


68冊目 『東京島』 桐野夏生

孤島には31人の男とたった1人の女。という漂流/無人島生活もの。考えてみれば、ロビンソンクルーソー漂流記、十五少年漂流記、サバイバル、Lostなどなど、このジャンルは昔から好きだね。
でも、まあこれは、その〜、もう一回読みたいとは思わなんだ。映画化もされるようですが観たいとはおもわん。









69冊目 『ワニのあくびだなめんなよ』 椎名誠

ほんとに久しぶりに椎名さんのバカバカ本を読んだ。
昔はほんまに笑いを堪えるのが大変だった「あやしいシリーズ」に比べるとそれほどでもないが、椎名さんの文体はとっても好きです。

新宿赤マントシリーズも知らぬまに1000回を超えていた。
沢野さんのイラストもいまだ健在だった。







70冊目 『在日韓国・朝鮮人』若い世代のアイデンティティ 福岡安則

すみません、すみません、在日韓国・朝鮮人の方を差別したり苛めたりした経験も、それを目撃した経験もなかったもので、この問題(?)に関する知識や見識を深めてこなかった。著者により在日二世、三世の生の声が興味深いし、4つのタイプ「祖先志向」「共生志向」「個人志向」「帰化志向」への分類は分かりやすかった。








71冊目 『すしの歴史を訪ねる』 日比野光敏

古本屋で見つけた一冊。ふなずしというのは、飯は食べないんだということを知った。
和歌山出身だから、子どもの頃からアセずし(ナレズシ)はよく食べていた。
この本を読んだら、すしが食いたくなった。









72冊目 『クラウド・コンピューティング仕事術』 西田宗千佳

古本屋で購入した本。2009年9月発刊だから、1年前。こういう本は、1年すぎただけで内容がところどころ陳腐化してしまう。つまり新しい技術やデバイスが登場して述べられていることが古くさくなる。恐ろしい。
残念ながら本書から学べた仕事術はたった1点だけだった。
あとは、知ってたわん!









73冊目 『アメリカの宇宙戦略』 明石和康

これも古本屋で購入したもの。ブッシュ大統領時代の宇宙戦略について時事通信の記者がまとめたもの。
これ読んだら、オバマ大統領の宇宙戦略がどうなのか知ってみたくなった。
レーガン大統領からの流れが理解できたのはよかった。








74冊目 『祖国よ「中国残留婦人」の半世紀』 小川津根子

私たちはもっと近代史を学ばなければいけん!と思ったね。
知らなすぎる。なぜ満州に当時の人たちが行ったのか。
そういえば死んだじいちゃんが、満州に行きたがっていたと聞いたが、やっとわかった。
残留婦人とか残留孤児とかいうけれど、「残留」という文字の語感は、自ら残ったというニュアンスがどこかしこにある。違うんだ!ということを今更ながらに知りました。
すみません。







75冊目 『華麗なる一族 上』 山崎豊子

昨年いっぱい読んだ山崎豊子作品。そのなかでまだ有名どころで読んでなかった「華麗なる一族」と「白い巨塔」。
古本屋で上中下とまとめて売ってたので、まずは華麗なるから。
長編小説を読むと寝不足になるのが悩みのたね。










76冊目 『華麗なる一族 中』 山崎豊子

次はどうなるか? あぁこうきたか? その次は?と類推しながら楽しみながら読める。残念ながら貧弱な私の想像力は作家のそれに到底及ばない。
テレビでは万表鉄平役を木村拓哉さんがやったらしいが、私の鉄平のイメージとはかなりかけ離れているなぁー。










77冊名 『華麗なる一族 下』 山崎豊子

福井へ出張した際に、往復の電車の中でほぼ読んでしまった。上→下にいくにしたがって読むスピードがあがった。
こういう長編小説を書く場合、最後までプロットを決めておいて書き始めるのか、それとも登場人物にまかせてしまうのか? 山崎さんの場合はどうなんだろう? これだけ伏線を挟み込むのだから、書き始める前に明確にほぼ決めてるんだろうなぁー。







78冊目 『ジョン万次郎』 中濱京

中濱万次郎さんの直系5代目が著者の中濱京さん。自費出版らしい。
ジョン万次郎の生涯が、英語と日本語でとても簡潔な文章で書かれている。












79冊目 『マネジメント』エッセンシャル版 P.F.ドラッカー

始め、半分ぐらいまで「なんやこれ?」と感じながら読んでいた。どうも、「われわれは・・・・でないことを知っている」という文体はなじみにくい。混乱するのだ。
後半になって、その文体にも慣れ? 理解できるようになった。しかし述べられていることをイメージしにくいことも多く、これはこちらのスキルをあげるしかない。

一部は理解できた。実践しようとしているところもある。
全く理解不能のところもこれまたたくさん。実際の現場で試行錯誤しながら、またこの本を読めば一回目では気づかなかったことも、ピラリン! とイメージできるかもしれない。