2010年6月6日日曜日

年間100冊本を読む 6月の巻

まとめて書くと大変なので、今度から1冊読んだら、アップしていくことにする。単位は1月単位だけど。いつものように月初は冊数が多かったが、ワールドカップが始まって読書量は落ちた。そんでも今月は8冊でございました。


39冊目:『フランダースの犬』 マリー・ルイーズ

読んだのはもちろんこの写真の本ではない。青空文庫にあったのをiPadで読んでみた初めての作品。アニメで知っているだけのお話だったので、果たして原作は?と思って読んでみたのだった。たしかに悪い話ではないけど、でもよく考えると物語の設定が半ば強引でもあるなぁーと思ったな。








40冊目:『凍』 沢木耕太郎

名前だけは聞いたことあった登山家の山野井夫婦の、ヒマラヤ高峰ギャチュンカンへの挑戦の記録。記録といっても読み物としての迫力はたっぷり。「深夜特急」以来、久しぶりに沢木耕太郎さんの本を読ませていただきました。でも、すみません、これ古本屋で購入したものです。









41冊目:『日本語力と英語力』 齋藤孝+斎藤兆史

うん、やっぱり齋藤孝さんの考え方って、私は好きだな。同じ斎藤姓の東大の英語の先生でもある斎藤兆史氏との対談。
小学校英語導入への反対の方の著作って、結構あるのだが、考えてみれば賛成派の人の本ってあまり目にしない。こちらが気づいていないだけなのだろうか? 人に勧めたい本のひとつであった。








42冊目:『口コミ伝染病』 神田昌典

感情マーケッターの神田さん。やっぱり学ぶべきこと多くていつも「はっ!」とさせられる。この本は他のスタッフにもすすめて読んでもらって、自分たちの戦略を練り直したいところ。よし7月にやろう! そうしよう!










43冊目:『志高く孫正義正伝 完全版』 井上篤夫

電子版でiPadで読んだ。孫さんのこと全然しらなかったんだな。そうかこんな履歴があった人なんだ。いや、その志の高さに脱帽。凡人の私たちには遠く及ばないヴィジョンと行動力がある。iPhoneを使うようになってからソフトバンクユーザーだが、当初はドコモ派だった。でも、今はソフトバンクを応援するな、これ。まだまだ不満はあるけど、それを打ち消す魅力は感じた、うん。







44冊目:『歴史からの発想』 堺屋太一
まあまあ面白かったが、読む前に期待していたほどの内容ではなかったな。史実からこれからの方向性を見極める智慧がもっとあるのかと思ったが、どちらかと言うと歴史の分析が主だったような気がする。信長が希代のリーダーであったことはわかった。秀吉の弟、秀長の存在が大切だったこともわかった、チンギス・ハンのこともわかった、それで今何が必要かというのが今ひとつ明確に提示されていない気がする。組織論については興味深い。








45冊目:『坊ちゃん』 夏目漱石
青空文庫で読んだのでこの表紙の本を読んだわけではありません。iPadで電車の中などの合間でちらちら読みました。
ずっと昔むかし、読んでいるような記憶がありますが、内容はほとんど覚えていなかったので新鮮でした。

しばらく夏目漱石がちょくちょく顔を出すと思います。
明治の文豪作品ってあんまり読んでない私です。今から追いつく予定です(誰に??)。







46冊目:『日本辺境論』 内田樹
友人が面白かったとつぶやいていた。読むんだったら貸してあげるよと言われたが、一向に貸してくれそうもないので自ら購入。途中ちょいっと難しいけど、そのへんはスルーしながら読むとよい。
辺境人である日本人はいつも他者(中央)への比較でものごとを見る、それはもうDNAレベルのものなので、今更世界に向かって自分の意見を主張しなさいと言われても、それはもう無理だからやめときんさいという本です(笑)。

年間100冊本を読む 5月の巻

GWにまとめ読みした後、いつものように中盤は読み重ねることができず、月末にまた読み込んだという月であった。これが私のスタイルなんだろうと素直に受け入れる。今月も8冊なり。

31冊目:『絵のない絵本」 C.アンデルセン

子どもの頃、「絵のない絵本って!?」と疑問に思っていたのを思い出した。東京の家の棚にあったので、GWに読んだ。
アンデルセンの伝記ものを読んでいたこともあって選んだ。
ほんとに、私はこの類いは苦手というか、読んでいて頭の中に絵が描けないというか・・・だめ。









32冊目:『左右学への招待』 西山賢一

妻の蔵書には言語学系とこの脳系というものが多いので、時々つまんでみる。右と左、脳との関係、文化との関係、自然界の右、左・・・となかなか面白かった。
人の書庫を覗くと世界が広がるものだと実感。











33冊目:『これからのOJT』 寺澤弘忠

以前に読んだと思うが、ちょうど新入社員も入ったので改めて読んでみた。On the Job Trainingは悪くとれば現場まかせ、もっと言えば放ったらかしになる。これからの・・・とタイトルがあったので購入したと思うのだが、これから、果たしてOJTで人は育つのか???感じてしまう自分がいる。たしかに学びは現場にあるのはたしかなのだが???
もちろん、この本に書かれてあることすべて実践できているわけではない。継続して学ぶ課題であるのだ。







34冊目:『おくりびと 第二章』 白戸ふみか

最近インターネットラジオのRadikoをよく聞く。朝は当然、MBSの「ありがとう浜村淳」を聞く。そこで浜村さんがいつもの調子で、このおくりびとの続編を紹介していたので購入しました。30分くらいで読んじゃったかな。
映画じゃなくて舞台になっているとのこと。
内容? うんまあまあ。気楽に読めます。








35冊目:『ルボ貧困大国アメリカ』 堤未夏

「いやぁ、アメリカやばいっすね。」と最近の若者ことばでつぶやいてしまう。自由主義経済の終焉というかんじ。もちろん共産主義がいいとかいうつもりはない。何事も人間的なものを失うとどのイデオロギーも破綻がくるのかと思う。









36冊目:『ルボ貧困大国アメリカⅡ』 堤未夏

前作と同時に買っていたので続けて読む。中産階級の消失、勝ち組、負け組の2分化。新自由主義。偏った見方かもしれないけど、やっぱりブッシュ政権てアメリカを変にした? 911がそれを加速した??? ブッシュが再選された時、アメリカ人って何考えてるんだろうと本当に思った。だが日本の主権者である私たちもかなりやばいけどね。反省。







37冊目:『官僚たちの夏』 城山三郎

古本屋さんで見つけて購入。昨年? 映画になったのはこれが原作だったのね。映画は見ていないので、今度見てみようと思う。中身の感想としては、理想と現実、将来を見通して行動しようとするもの、とりあえず手前だけしかみえない(みようとしない)もの、しがらみ、ねたみ、そしてタイミング。いずれにしてもヴィジョンやミッションは自分でしっかりもっておく必要があると思った。







38冊目:『節約の王道』 林望

林望って漢字で書くと分からなかったけど、リンボウとなると「あっ、あのリンボウ先生のなんとか」というシリーズの著者だったことに気づく。著者には申し訳ないがアマゾンの中古で1円(送料340円)で購入したもの。リンボウ先生の節約道、酒とたばこ以外はほぼ似たような考えを私ももっていて、そのいくつかは実践していたことに驚く。酒はともかく、たばこはやっぱりなんとかしないといけんかな。この本を読んでから、とりあえず節煙することにした。

年間100冊本を読む 4月の巻

毎月そうだが、月初めは結構いいペースで本を読む。でもそれだからか中盤はなんか読めなくなり、そして月末にまたまとめて読むというパターンになっている。まっ、そんな訳で4月は8冊の本を読んだ。都合30冊。あと8ヶ月で70冊。届くような届かないような残り冊数。

23冊目:『子どもの心のコーチング」 菅原裕子

この本、尼崎の駅のキオスクで初めて見た。駅のキオスクでもこの類いの本売っているんやとちょっとびっくり。そのときは買わずにいたけど、その後また本屋で見つけたので購入。
著者の親としての経験、コーチとしての経験、様々な講演会などの経験を経て書かれていて、単なる正論だけ書いていないところが気に入りました。人に勧めたくなふ本のひとつでした。







24冊目:『続氷点 上』 三浦綾子

もうちょっと期待していたのだが、「うーむ」という印象は拭いきれない。設定がちょっとリアリティがない気がした。やはり続編とはこんなもんなのか?とえらそうに評してみる。










25冊目:『続氷点 下』 三浦綾子

上に同じ。でも続けて読んでいることからも、ぐいぐい読ませるものであることは確かかも。でも前作ほどのインパクトはなかったなぁー。












26冊目:『龍馬の101の謎』 菊池明 他

著者のみなさんには失礼かもしれないが、龍馬ブームの今年だから出版されても売れる?というようなもの。空港の待ち時間に何気なく買ったもの。読んだけど、「まあ、ふーん」といった印象。ひまつぶしにしかならず。










27冊目:『アンデルセンの生涯』 山室静

たしか昔、「みにくいあるひるのこ」のラボ・ライブラリーがリニューアルされたときに推薦図書として会社から紹介されて購入したものだと思う。今まで読んでいなかったのだ。こういう本は結構あるんだよね。で、全然タイムリーではないのだが、タイトル通りアンデルセンの生涯がよくわかって、北欧に旅をしたくなりました。今まで全然興味がなかったエリアだったけれど。こういうのが本を読む楽しみかもしれない。







28冊目:『1冊10分で読める速読術』 佐々木豊文

1度本屋で見かけて、「うーん」とうなって買わずにいたもの。再度、見たときに同じように、「うーーん」とうなって買ってしまった。その違いはどこにあるのか? まあ二度迷ったのだから買ってみようということだった。
読んだ感想、いやぁ、かなり訓練しないとできない速読術であった。この本読んで、独学で習得できそうもない。それはそれで詐欺か!?







29冊目:『鈍感力』 渡辺淳一

文庫本で発刊されたので買う気になった。単行本の値段だとちょっと買う気にならない。図書館等で借りればいいのだが、やっぱり本は手元におきたい派。
28冊目を読んだあとに読んだので、1時間弱で読めた。でもとても10分では読めん。まあそのへん、鈍感にとらえておけばいいと思う。








30冊目:『戦略思考のフレームワーク』 西村行功

むむむ・・・本ではわかりにくい内容のような気がする。私にそれだけの素地がないだけなのかもしれないが。サブタイトルに「未来を洞察する「メタ思考」入門」とある。もう一度読み直す必要がある。今後の課題。

年間100冊本を読む 3月の巻

3月は10冊の本を読むことができた。東京の家に戻ったときにまだ未読の本、嫁さんの本をいくつか大阪に持って帰って読んだ。

13冊目:『人にはどれだけの物が必要か』 鈴木孝夫

会社からの推薦図書かなんかで購入した本。以前に読んだ気もしないことはないのだが、再度読んでみた。
「はい、全て鈴木先生のおっしゃるとおりです」と言わざるをえませんが、同じことはできるもんでもない。でもその精神は私の中にも残り、自分でできそうなことはやろうと思った次第でございます。(やたら丁寧語になってしまう)







14冊目:『国境の南、太陽の西』 村上春樹

実はこれが初めての村上春樹本。なぜこれなのか全然根拠はなし。家の本棚にあったもの。妻が購入したもので、薄かったので持ち帰って読んでみた。
感想・・・表現しよーがありませんね、村上さんの本は。
でもさくさくっと読めたことはたしか。あまり考えないでいいからかな?






15冊目:『生命保険のカラクリ』 岩瀬大輔

電子書籍で無料で公開されていたのでPC上で読んだ本。生命保険をもう一度見直そうか!と思ってしまった。(まだしていないけど)
保険をどうしようかと思っている人は、一度読む価値ありです。











16冊目:『氷点 上』 三浦綾子

はじめて三浦綾子氏の本を読んだ。これも東京の家にあって、妻が購入していたもの。調べてみると昔テレビ化されていたようだが見た記憶はなし。個人的には好きな文体で読みやすい。ぐいぐい読んで早く下巻が読みたくなった。










17冊目:『氷点 下』 三浦綾子

ということで連続して下巻に突入。「原罪」というテーマがずっと描かれている。続篇があるらしい、また探して読んでみようと思う












18冊目:『名前と人間』 田中克彦

これも妻の蔵書。たくさん田中克彦氏の本があったがタイトルに引かれて持ち帰って読んでみた。ちょっと私にとっては苦手なジャンルで、読み終わるのにちょっと時間がかかったが、内容はとってもおもしろかった。理解ができているとは思えないけれど。









19冊目:『兄のトランク』 宮沢清六

宮沢賢治の実弟の清六さんの講演、寄稿等をまとめたもの。会社で宮沢賢治の作品が出版されたとき、推薦図書だったので購入したものだが、全く手つかずの本であった。本としては読みづらいものであった。











20冊目:『ペスト』 アルベール・カミュ

有名な本だが、読んだことがなかったので読んでみた。100冊プロジェクトをしていないと手にしない本だろう(これも妻の蔵書)。でも、私はこの本の良さを理解する能力なし。全くおもしろいと思わなかった。妻に言わせると「行間をよまな!」とのこと。すみません私には力不足です。









21冊目:『ことばの宇宙の旅立ち3』 大津由紀雄編

財ラボ国際交流センター発行のシリーズ3冊目。
1・2冊目の方がおもしろかったかなと思いましたな。












22冊目:『儲けるポスティング 損するポスティング』 望月まもる

ポスティングについて仕事でいろいろ考えていたので購入した本。いくつかヒントはあったが、人に勧めるほどの内容ではなかったな。ちょっと残念。

年間100冊本を読む 2月の巻

2月は、7冊の本を読んだ。それは以下のとおり

6冊目:『蒼穹の昴4巻』 浅田次郎

読み始めて知ったが、ちょうどテレビ放映されていたらしい。でもこういうのは原作読んだ方がずっとおもしろい。

歴史的史実もからめてある・・・というかどこまでフィクションなのか、ノンフィクションなのか、この時代の歴史に疎い私はちょっと混乱している。







7冊目:『先生のためのコーチングハンドブック』 神谷和宏

コーチングを勉強している私にとっては、ちょっと物足りないかな??という感じがしないわけではないが、1項目に2ページとシンプルに解説されていて、コーチングを取り入れようかなと思う人にはちょうど良いかも。

この本は会社に贈呈しました。








8冊目:『経営者、15歳に仕事を教える』 北城恪太郎

日本IBM会長であった北城氏の本。実は東京の事務所にアルバイトに来ている人が、なんと北城さんで、実は義理の父だそうでこれまたびっくり。大阪に赴任するときにいただいた本。えっ? 今まで読んでなかったのかって??? すみません本箱の中で埋もれていました。
もっと早く読めばよかったと後悔しました。おもしろかったね。







9冊目:『組織を変える「仕掛け」正解なき時代のリーダーシップとは』 高間邦男

このブログを書いているのが6月、そしてこの本を読んだのは2月。正直、中身全く覚えていない。内容が悪かったわけではなかったと思うが頭のなかに一遍のフレーズも残っていないのはどうしてだろう???
もういちどパラパラしてみて、それでも思い出さなかったら、内容が悪かった!!ということにしておく。









10冊目:『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』 エリコ・ロウ

シニアメイトキャップにデザインしたことば、
Seek wisdom,not knowledge
Knowledge is of the past,
Wisdom is of the future.
この言葉がこの本にあった(日本語訳)。
パラパラっと読んだままになっていたので、じっくり読んでみた。またときどき読み返したい本であった。








11冊目:『グリム童話の誕生』 小澤俊夫

かなり前に購入した本だが手つかずだった。でも東京から大阪に赴任する際に持ってきていた本。やっと読んだ。グリム童話初版から、最終版を比較したり、グリム兄弟の生い立ちがちりばめられていて、童話のなんたるかをあらためて学べた。










12冊目:『異形の大国 中国』 櫻井よしこ

なにげなーく立ち寄った古本屋で、「私を買ってごらん」と本が訴えていたので買ってみた。この類いの本は、発刊時に読まないとだめな気がするが、著者には申し訳ないが定価を出して買うのはちょっと憚れる。内容もすでに週刊誌等で発表されているものを集めたものだし。
主張されていることは興味あるので、こういのは電子書籍で安価で発行してほしい気がする。

年間100冊本を読む 1月の巻

2010年のはじめ、目標のひとつに「年間100冊の本を読む」というのを設定した。
どんな本を読んだのか、後ほどながめるのもいいかと思って、読後の感想とともにリスト化しておくことにした。

1冊目:『蒼穹の昴1巻』 浅田次郎

2009年の夏頃に全4巻のうち1巻だけ買っていた。他の本に押し切られ、なかなか手が付けられていなかった作品。
始めは設定がよく理解できなかったが、登場人物のキャラクターが明確になってくるとぐいぐい読むことができた。

今年の記念すべき第一冊目であった。






2冊目:『探求する力』 市川力

これも昨年、市川さんが参加していたシンポジウムに行ったときに購入していた本。本棚にしまっていてすっかり読むのを忘れていた本であった。
教育に関わっている人、子どもを持っている人にはぜひ読んでほしい内容で、これから私もいろんな意味で参考にさせていただきたい内容。いつか市川さんをラボでお呼びしたいな。







3冊目:『蒼穹の昴2巻』 浅田次郎

第2巻に突入。間に1冊別の本が入っているのが私の読みかた。同時に数冊読むくせが・・・そんな人結構いると聞いたのですが。











4冊目:『蒼穹の昴3巻』 浅田次郎

はい、夜更かしして第3巻にいってしまいました。おもしろくなってきた!ということですね。












5冊目:『だから儲かった 手書きチラシ作成術』 出村邦彦

仕事で読む必要があったので、蒼穹の昴の間に急に割り込まれている。まあ1時間弱でさーっと読んでしまったものです。


1月は読み始めが遅かったこともあり、読んだ数は5冊でありました。